鬱っぽい気分のときに気分転換する方法
なんだか鬱っぽい気分で何にもやる気になれなかったり、明日の仕事のことを考えては不安になったり、昔のことを思い返しては後悔したり...そういうときってありますよね?
仏教では、後悔や不安といった暗い感情をまとめて「怒り」の感情としています。前回ご紹介した「怒らないこと」ではそういった感情についても一切否定的です。
こういった「怒り」の感情は人間の妄想から生まれます。ありもしないことを頭の中で生み出す人間の悪しき習慣です。今この瞬間に未来も過去も存在していません。鬱っぽい気分の原因は妄想なのです。
明日会議があって、そこで何か発表しなければいけないとしましょう。発表すること自体も嫌だし、そのために準備することも嫌だとすれば、あなたは鬱っぽい気分になってしまうでしょう。
しかし、発表することが嫌だ・準備することが嫌だというのは妄想です。そんな妄想は捨てて、やらなければいけないことをただやればいいのです。それで全てうまくいきます。(妄想というのは主観的な意見といってもいいでしょう。会議で発表することが嫌だというのは主観的な意見です。)
では、妄想しないためにはどうすればよいのでしょうか?
ここではあくまで応急処置的な方法をお伝えしますが、場所を変えるとうまくいきます。
例えば、自分の部屋の中にずっといると、時間が経つにつれて暗い感情に支配されて、妄想の堂々巡りが起きたりしませんか?そんなときは外に出て散歩をするだけで、案外気持ちがスッキリするものですよ。